一般の方でも不動産屋さんに行くと「建ぺい率」と「容積率」という言葉は必ずと言っていいほど耳にすると思います。
この建ぺい率とは建物の建築面積の敷地面積に対する割合です。
なお、建築面積とは簡単に言うと建物を真上から見たときの陰になる部分の面積のことです。敷地に適度な空地を確保することで日照や風通しの確保や火災の延焼の防止等を目的としたものです。
例えば、敷地が400m2の土地に各階同じ面積のビルを建てようとすると、建ぺい率50%の場合、ワンフロア200m2のビルを建てることができます。
もし、この土地が特定行政庁の指定した角地である場合は、建ぺい率は10%アップして60%になり建築面積は240m2となります。
また、防火地域や準防火地域内にビルなどの耐火建築物を建設する場合も建ぺい率は10%アップします。
つまり、土地の価値を高めるということで、建ぺい率の観点からもビル建設は大いにメリットがあるかもしれません。