今、世界は物価が上昇し、貨幣価値が下がるインフレーションの状態になっています。
特に、日本の場合は各種原材料の価格上昇や円安などにより景気後退の中でインフレーションが同時進行するスタグフレーションという厳しい状況になると言われています。
そこで、インフレ時には現物資産を持つのが良いと昔から言われています。
その理由は金地金や不動産等の現物資産は貨幣価値が下がると相対的に価値が上がる可能性があるからです。
つまりビルなどへの不動産投資はインフレ対策の常套手段です。
不動産の家賃収入は消費者物価指数と似た動きをしますので、インフレで消費者物価指数が上がると家賃も上がるというわけです。
また借入金で不動産を購入した場合、金利上昇が急でなければ貨幣価値の下落によってローンの実質の残債価値も目減りするなどの効果も期待できます。
以上の理由によりインフレ時にはビルを買うのは有益であると思います。
ただし、地震、台風、戦争などの災害リスクでの空き室対策は十分、事前に準備しなければならないのは言うまでもありません。